食料自給率の低下や生産者の高齢化、低収入など日本の農業を取り巻く環境は厳しい状況です。
弊社では解決の糸口が6次産業化と直売所の活性化にあると考え、様々な課題に取り組んでいます。
6次産業は、農業や水産業などの第1次産業が食品加工(2次)・流通販売(3次)も行う経営形態で、農林水産省もこれを推進しています。
現在6次産業による地域特産品の開発は全国各地で行われていますが、売るためのノウハウ不足もあり、なかなか売れる商品を生み出せないのが現状です。
弊社では、これまでに培ったマーケティング戦略のノウハウを活かし、企画からデザインまで一貫して「売れる」地域特産品の開発をお手伝いしています。
6次産業化が叫ばれる以前の2004年より、JAや生産者、行政等が連携し、ウィードプランニングがまとめ役となりながら、草津あおばなの製品化、流通、販促にいたる仕組みづくりを行いました。現在も地域に根ざした特産品として活躍しています。
地元産の六条大麦を使用したオリジナル麦茶です。製造からパッケージデザインまでトータルでお手伝いさせていただきました。
地元特産の素材を使ったオリジナル飴のパッケージを提案し、採用していただきました。売り場で目を引くデザインが好評で、予想を超える売れ行きとなっています。
自慢の農産物や規格外品を活用した加工活動は、以前から活発に行われています。容易にできる反面、製造業者も多く、商品の過当競争になりがちです。どのような特徴のある商品にするのか、またそれをどの様にアピールするのか工夫が必要です。
「売り」は何なのか?ターゲットとする顧客層は?販売量は?また、顧客を想定した試作品づくりを行い、満足のいくまで何回か試作を繰り返すことも大切です。
ディスプレイ、パッケージ、価格、商品名、キャッチフレーズ、商品イメージ写真、試食会等や顧客層の人たちだけでなく、より多くの人の意見を聞くことも重要な要素です。
パッケージ検討内容
●ネーミング(安心感、インパクト、覚えやすさ)
●キャッチコピー
(具体的イメージ化、セールストーク、ストーリー)
●写真(シズル感、利用イメージ)
●色づかい(優先順位、手にしやすい色)
●形状 ●重量感 ●素材感
●リサイクル(過剰包装になっていないか)
●商標 ●品目
●バーコード ●賞味期限
日本の農業復活の推進力となるのが、近年全国的に拡大している農産物直売所です。直売所は地域の生産者が卸業者を通さず直接農作物を提供し販売することから、地元の旬のものが手に入る、価格の安さ、新鮮さ、生産者の顔が見える安心感などが消費者の支持を得ています。
また生産者にとっても、規格外品や余剰品の販売チャネル、収入増加の機会といった経済面でのメリットに加え、生産者同士の交流や消費者との交流による生産意欲の向上といった精神面でのメリットも多くあります。
弊社では、日本の農業復活にはこの直売所の活性化が欠かせないと考え、今後も商品開発から流通の連携、売り場づくりなど様々な形で直売所の活性化に貢献していきたいと考えています。
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